2018年12月22日土曜日

2018年11月2日金曜日

インフルエンザワクチン

さぁ、インフルエンザの季節がやってきましたね。

私も先日職場でワクチン接種しました。
幸いここ数年罹患していませんね。
今年もそうありたいものです。

不思議なことに、メンタルの病気にかかってから、
そういった流行ものの病気に罹らなくなりましたね。
なにか因果関係でもあるのでしょうか?

不思議だ。。。

2018年10月30日火曜日

スライディングボードってなに?

今回はスライディングボードです。
下の画像にあるように、利用者さんの体の半身でも乗れば、抱えることなくベッドからストレッチャーや担架から横滑りで楽に移乗できます。また、シートもついていない、ベッドから車いすへの移乗を容易にする滑りやすい50センチぐらいのボードもあります。

下にあるボードだけでなく、スライディングシートなるものもあります。これはベッド上の利用者さんを介護者の腰の負担なく体位交換するために有効です。
ご参考までに。


2018年10月21日日曜日

近年の介護福祉士

最近ふと思います。

介護福祉士ってなんだろう、と。

確かに私は介護福祉士です。

でも、20年以上前に資格したものです。

ここ数年の、学校を卒業してきた介護福祉士は違います。

なにが違うかというと、

「ある程度の吸引」と「胃ろうの接続」

が認められた資格を保持した介護福祉士だからです。

私がそれをしようとすると、新たに実習をうけなければなりません。

この差は大きいと思います。

お察しのとおり私は上記二つができません。

しかし、以前老人ホームに勤めていた時は

夜勤帯で吸引はやっていました。

なぜか?看護師が夜間居ないからです。

そんな時代もありました。いまでもそういう施設はあるかもしれません。

自分の立ち位置に悩んでます。

このままでいいのかなぁ…なんて。

戯言でした。

2018年10月16日火曜日

乳がんってなに?(3)

さて、元妻の乳がんの経過です。

なにかある時は、ヘルプに来てねと頼まれました。

当初、「放射線治療」と言われていたのですが、

先日受診した際に、「再発の疑い」が

半々と言われたそうです。

そして、ちょっと詳しくは忘れてしまったのですが、

「放射線治療」「化学療法」「抗がん剤の内服」
※詳しくはここを
の三つの選択肢をそれぞれ提示され、選ぶよう言われたそうです。


そしてさらに後日受診をして、元妻が決めたのは

「抗がん剤の内服」による治療だったのですが、それを伝えると

「ん~~、それは高齢者によく使う治療なんですよね。おすすめはできないです。あなたまだ若いので、抗がん剤の点滴での投与をお勧めします」

とのこと。

元妻、( ゚д゚)ポカーンです。

最初から選択しないじゃん。じゃあなんで前回選択肢を与えて考えさせたのか?治療方針決めてるならそう前回説明してくれよ(# ゚Д゚)とプンスカです。

第三者の私から見るに、結果が当初より悪いのかな?なんて勝手に

想像してしまいました。やはり副作用で、毛髪の抜けや全身倦怠感などは

大なり小なりあるようです。なので子供たちを時々よろしくと託されました。

離婚はしたけど、子供たちとって私が父親であることに変わりはないので

できることをしていきたいと思います。

2018年10月2日火曜日

ざれごと

こん**は。

ちょっとサイトのデザインが雑多なきがして、

ライトな感じに変更してみました。

今日はそれだけです。すいません。。。


最近、また鬱傾向がみられて、じぶんと向き合う日々です。。。

2018年9月29日土曜日

老老介護ってなに?

ちょっと乳がんの話は一旦おわります。

今日は「老老介護」についてです。

字面の通り、

「老人(高齢者)が老人を介護する」ということです。

今回はそのリスクを述べたいと思います。

なぜかというと、これによる事故が

身近で起こってしまったからなんですね。。。



以前のブログで述べたことがあるかと思うのですが、

元義父が腰を悪くして寝たきり&車いす生活になりました。

ケアマネやヘルパーと相談し、自宅環境を整えて

先日退院してきました。

ところがです、、、

生来せっかちで昭和一桁生まれの元義父は、ヘルパーの

到着が待てずに「ベッドから起きる!」といいだして

癇癪を回したそうです。しかたなく元義母がベッドから

車いすへの移乗を介助することに。

もちろん、元義母に介護の知識や技術なんてありません。

ましてや、元義父とかわらず80歳半ばという年齢です。

膝が悪く、床に座れない元義母です。


結果は、いわずもがなですね、、、、

車いすへ移るどころか、二人で床にしりもちをついて

滑落しました。

そして、元妻のところに緊急で連絡が入ったようです。


慌てて駆けつけ、元義母を病院へ。

案の定、元義母は腰椎圧迫骨折で緊急入院です。

おそらく、元義母も歩けなくなるでしょう。

歩けていたのに、です。膝は悪くても、自分の事は

自分でできていた元義母が、です。

すいません、すこし感情的になっていますね。


元妻は相当な剣幕で元義父を怒ったそうです。

そして父一人を家にはおいておけないから、

入院を頼んだところ、

「俺は一人で家で過ごせる」とのたまう始末。

これでまた元妻は怒髪天です、ハイ。。。


数時間に及ぶ説教&説得で元義父も再入院となりました。

いくらなんでも数時間は大げさでしょ、と私も

思ったのですが、元妻にきいたらホントでした。。。


このように、老老介護は共倒れになるリスクが

ことのほか大きいです。また、身内であるがゆえに

感情的になりやすく、それゆえお互い頑なになり、

話がまとまりづらくなります。

身内で経験して身にしみました。

みなさんも身近にいましたら、ご注意ください。


2018年9月14日金曜日

乳がんってなに?(2)

前回の続き。。。

オペ退院後、案の定かなり生活は不自由になります。

元妻は右利きだったため、やはり右の乳房にメスを

入れているわけですから、それはもう不自由の極みです。

右手はしばらく使えないわけですから。ドクターから

運転はいいですよ、なんて軽く言われたそうですが、

右手が上がらない、力が入らないのですから

できません。

3~4日して運転ができるようになったみたいです。

そして仕事復帰もしましたが、介護職である為

手に力が入れられないとなると何もできません。

上司が配慮してくれ、しばらくはデスクワーク的な

業務で様子を見るようです。

月末になれば、今度は放射線治療の開始です。

元夫として、なにかできるか不安ばかりですが、

子供をみてくれている元妻に恩返しをせねばなとは

思っています。

2018年9月9日日曜日

乳がんってなに?(1)

さてさて、先日も記した通り乳がんについてです。

いままで全くぴんときてませんでした、

身近な人にいると急に感覚が変わるものですね。

とににかくてんやわんやでした。

詳しくは国立がんセンターのリンク張って置きますね。


うちの元妻場合は、超早期発見だったようで、

オペも含めて2泊3日で退院もできました。

1センチ程度の腫瘍だったようで、その患部周辺を

円柱状にくりぬいてオペ完了。

そして転移がないか、腋窩からリンパ液採取して

そこにもがん細胞がないか確認されていました。

取り合えずは「迅速診断」なるもので、

がん細胞がないことを確認しました。

ただこの検査は、言葉にもあるように「迅速」であるため、

1時間程度でわかる結果です。

あくまでも簡易検査のようです。

なので今は一ヶ月ほどかかる検査の結果待ちをしてます。

それから再発防止のための「放射線治療」を

開始するそうです。


ほんとに人って何時病気するかわかりませんね。

いろいろ人生設計も考え直すいい機会でした。

2018年8月26日日曜日

放置状態でスイマセン

気がつけば8月も終わろうとしている。。。

去年の今頃は双極性感情障害で仕事を休んでいました。

それに比べると今年は忙しくとも働けている。

ありがたいことです。



さてさて、放置状態の言い訳を(;^_^A

実は元嫁が「乳がん」になり、その対応&不動産の売却などで

7~8月はバタバタとしておりました。


次のブログでは、その「乳がん」なるものを

私自身学習することも踏まえて

記していきたいと思います。

2018年6月9日土曜日

雑記再び。。。

みなさんこんにちは!

気が付けば6月でした( ゚Д゚)

昨年はこの頃から何かこころ穏やかでなくなり、

躁鬱で2ヶ月の休養にはいったのを思い出します。

ですので、良い意味での「緊張感」を大事にして

日々過ごそうと思います。


それを感じ取ってか、上司や周辺のスタッフ皆さんの

やさしさを感じる毎日です。

昨晩なんて、去年そんなに接点のなかった先輩といつの間にか親しくなり、夜遅くにずっとLineやり取りしてましたからね。とても気遣ってくれてるなぁと感ぜずにはいられませんでした(異性で好みのタイプの女性先輩、年下だけどしっかりしてる)。

全国的に梅雨です、みなさんもお体気を付けてくださいね。

2018年5月15日火曜日

雑記です

先日、麻疹の記事をアップした後に、発熱してしまいました。
土曜日のことです。「まさか!?」とは思いましたが、とりあえず市販の薬で様子を見たのですが、土日で改善は見られず昨日休んで病院へ。結果、ただの咽頭の腫れによる発熱でした。福祉施設勤務のため、一応インフルエンザ検査。A,B共に陰性でした。

しかし、いまも微熱は続いており、体の節々の痛みや悪寒は継続中です。きょうもお休みをいただきました(やばい。。。)

しかし、ここ数年メンタルの病気にはかかっても、風邪やインフルにもかかっていないのに、「発熱」したのは自分でも驚きです。体が戻ってきたのかな?へんな話ですが、「心の病」になる前は、それはそれは体が弱く、すぐ風邪ひいて熱だしてました。それが心の病にかかってからのこの7年間、風邪をひいても熱は出ないし、インフルにもかかった記憶がありません。あ、転倒して肋骨は3回折りましたがw

これはメンタル的には落ち着いてきているのかな?っと勝手に思っています。

あ、ブログに関する話題を一つ。先日私の勤務するデイサービスで誤嚥がありました。タッピングで対処できましたが、その方の嚥下能力が低下しているようで、中華スープのわかめをひっかけていました。帰りにご家族に説明する際は「わかめでむせ込みが見られました。飲み込む力が弱くなっているようです。」と、お伝えしました。

そうです、高齢のご家族様に「誤嚥」や「嚥下」といっても通じません。新人さんにもよくよく指導した日でした。

2018年5月12日土曜日

麻疹(はしか)ってなに?

ゴールデンウィークも終わり、通常通りの毎日が過ぎております。

皆様、五月病など大丈夫でしょうか?

私は昨年度の今ぐらいから、ちょっと忙しいな、体が頭がついていかないな、でも残って仕事しなきゃ、家に帰っても仕事しなきゃ。。。っとまぁ、こんなで鬱に陥り2ヶ月も棒に振ってしまいました。今年も同じような時期が近づいています。ゆっくり休息をとって、コントロールしたいものです。

さて世間では「はしか」が話題になっております。
そもそもこの「はしか」ですが、どんな病気?風疹とは違うの?とおもい調べてみました。

麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症として知られています。 麻しんウイルスの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播し、その感染力は非常に強いと言われています。免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。(厚労省HPより引用)




10年前も流行しましたね。確か受験シーズンのころでよくニュースに取り上げられていました。いま問題になっているのは世代間で免疫力が違うところでしょうか。今の子供たちは、1歳の時と小学校入学前の2回「MRワクチン」を摂取し、抗体をつくります。

しかし、昭和54年4月1日以前に生まれた男性と、昭和37年4月1日以前に生まれた女性は「一度もワクチンをうける機会がなかった」という事実その①。ずばり私はここです。抗体なんてもっちゃいませんよ(;^_^A

事実その②
昭和54年4月2日~昭和62年10月1日生まれの人は、予防接種を受けた人がとても少ない。これは任意だったのか、高額だったのかはわかりませんがワクチン接種が必須でなかったのでしょうね。ちょうどこの昭和62年生まれの人たちぐらいが、10年前の流行の時に罹患してまった方たちかもしれませんね。

事実その③
平成2年4月2日以降に生まれた人は、2回ワクチン摂取できるようになった。ただし平成7年4月1日までに生まれた人の5人に1人は、2回目を受けそびれる実態だったそうです。

こうしてみてると、厚労省の右往左往ぶりが気になりますね。
詳しい病気の症状は「看護師ミカの健康ブログ」さんがとても分かりやすかったです。
みなさんも気をつけましょうね。抗体検査、いきましょう!



2018年4月29日日曜日

介護従事者のメンタルコントロール

介護従事者の皆さん、GWなるものはありますか?
デスクワーク系の方々(一部除く)以外は、

「全く関係ない」

という方がほとんどだと思います。
デイサービス系の方も営業形態によっては

「暦通り」

の休みがあるかもしれませんね。

私も障がい者のデイサービスですが、私の勤める事業所は祝日も営業ですので月~金まで通常運転です。しかも、他事業所が休みですのでその分うちを利用される方々もきて逆に忙しいです。私と同じように、そのような方もいるかと思います。頑張りましょうね!


さて、今回は「介護従事者のメンタルコントロール」です。
みなさんそれぞれ「自分なりのストレス解消法」をお持ちかと思います。
ご存知の通り(?)、私は双極性感情障害で精神障がい者手帳3級を保持しています。それなりに自分のメンタルと折り合いをつけながら4月より正職員として復帰しています。支えてくださる同僚に感謝です。再発にビクビクしながらも、折り合いをつけています。

私の場合、ストレス解消は「音楽」です。そう、いわゆる私は「オーオタ」です。あとはアニメも大好きですので「アニオタ」でもあります。

もしこのブログで許されるのであれば、わたしの「オーオタ」や「アニオタ」ぶりを描きたいなと思います。まぁ、よろしければコメントでもいただければと思います。


まずは勝手に語りますw
私のポタオデ環境は、SONYのNW-45にiFi-audioのiDSDポタアンがメインです。イヤホンは、カスタムのUE11ProとYAMAHAのEPH-200です。ヘッドホンはAKGのK702です。明日、FOSTEXのRP50Mk3が届きます。


とまぁ、こんなかんじのオーオタです。それが功を奏して?、よくレクでは歌謡曲のイントロクイズをやってます。好評ですよ。

ではでは。。。

2018年4月19日木曜日

陰部ってなに?【新卒指導の難しさ】

今日は初めて連投します。

4月になり、新人さんがはいってきました。ありがたいことです。
・・・ということは、新人育成が始まるわけです。経験者、新卒、未経験と様々です。それに合わせて指導を変えるのは当然なんですが、これがなかなか難しい。

介護の現場にいる皆さんにきいてみたい、福祉業界の理解度を順序付けるとしたらどうしますか?おそらくほとんどの方が、

経験者>新卒>未経験

とするかと思います。しかしながら、現在の職場で染まっている私のようなスタッフだと、無意識に経験者と新卒を「これぐらいのことなら・・・」と同列にみる場合もあるのではないでしょうか?とくに近年の介護福祉士の新卒者は、私のようなロートル卒業者とちがい「胃ろうの接続、痰の吸引」まで資格を有して卒業してきます。

なにが言いたいのかといいますと、このブログのテーマにもありますように、
「介護・医療用語をわかりやすく」が新卒、場合によっては経験者にも当てはまる場合があるとうことです。今回「目から鱗」だったので私の体験談を一つ。

新卒の子に、男性のおむつ交換を指導していた時です。
「手袋をして、清拭タオルを用意して・・・」
と順をおって説明します。

「陰部、鼠径部、臀部まで尿で汚染してるからしっかりと拭きあげてね。それからおむつカバーを装着するとき両方の鼠径部にそってしっかりとカバーを・・・」と、おそらくみなさん普通にそうしているかと思います。そしてそう言葉にしておしえているのではないでしょうか?

ところがです、意外に新卒の子たちはこの長年介護に漬かっている人間の言葉がわからないんです。「学校でこれぐらいはならってきているだろう」は通用しません。確かに私が新卒だった時もそうだったのだろうなぁと思います。

一通り説明が終わったところで、質問がないか聞いたところ、
「すいません、鼠径部ってなんですか?」
この質問に、本当にハッとさせられました。社会に出ていまから覚えていくんだ、自分もそうだったと。うぬぼれとかではなく、本当に自分を顧みましたね。新人さんを教えるのは、本当に勉強になります。

なので、試しに「亀頭、陰茎、陰嚢」も聞いてみましたがわかりませんでした。漠然と全体を「陰部」というのはしっていても、その内訳はまだよく理解していないんです。なので、その子には解剖生理学とまではいかなくても、人体を医療用語でどう表現するか自己学習をすすめました。そうでないと利用者さんの体に傷があったときに正確に場所を伝えられませんからね。

書いていて、上から目線になっていないか心配ですが、けっしてそのようなつもりはありません。私にとって、本当に目から鱗だったなぁと、勉強になったと心底思います。人材を育てるというのは本当に難しいことなのだと、痛感しました。私を今の私まで育ててくれた先輩方に感謝です。

スヌーズレン活動導入に向けて・・・

まずは、

「実績のある施設に見学にいこう」

という話になりました。

幸い、私の前の職場がそれなりの環境下で実施していたなぁと思いましたので、さっそく以前の上司に連絡。いや~不思議なものですね。以前の上司と、他施設の職員として話すのは。お互いが敬語です(社会人として当然w)。わたしは以前から敬語だったのでなんともないのですが、以前の上司が私に敬語で話してくるというのがなんともこそばゆくw
なんか肩こっちゃいますね、とお互いニヤリ。不思議な体験でしたwww

まだはっきりとしたお返事はいただいていないのですが、私の現職場の相談に対して非常に真摯に受け止めてくださり、対応を協議してくれている模様です。

ありがたいことです。

2018年4月14日土曜日

年度も変わり・・・

平成30年度が始まり、半分が過ぎようとしていますね。
早いものです。デイサービスにきて2年目です。

私事ですが、今年度は「スヌーズレン」に携わることになりました。
まだ環境整備やらなんやらで、チームを立ち上げたばかりですが、
楽しく取り組んでいけそうです。私としても始めての試みで、
なんと「利用者さんとともに作り上げていく」のです!

ですから、毎回会議にはデイサービスを利用される方と共に
「あーだこーだと」ディスカッションしております。

利用者のかたに、ヒヤリングやモニタリングはしても、
「ディスカッション」をすることはまずないのではないでしょうか?
初めての経験に、わくわくしています。

2018年4月1日日曜日

肝炎ってなに?(5)完

うわ~~~~~~~~
すみません(;^_^A
2ヶ月も放置してました。お恥ずかしい限りです。。。
肝炎についてはこれで最後となります。
よろしくお願いします。

さてさて、前回は乳幼児が感染した場合、思春期から二十歳になると肝炎を発症して1割が慢性肝炎、残り9割が自然におさまり無症候性キャリアになることまで書いたと思います。そして、慢性肝炎を放置すると、肝硬変→肝癌へと進行するとも。


そこで今回は成人になってHBV感染するとどうなるかで、このテーマを終わりにしたいと思います。成人は通常免疫機能がしっかしりしてますから、感染した時点で免疫機能がすかさず反応します。ゆえに、70~80%方たちは自然治癒します。

じゃぁ残りの20~30%の人は!?って思いますよね?この方たちは「急性肝炎」として一時発症しますが、多くは自然治癒します。免疫ってすごいですね。

・・・・しかし、しかし、です。その20~30%の中の、1~2%の人が、
劇症肝炎を発症し、時に死に至ります。
やはり侮れない、恐ろしい病気であることは間違いないのです。

感染を防ぐための注意点としては、血液・体液でのみ感染することをよく覚えていてください。なので、HIVの患者さんと同様に日常生活で感染はほぼありません。なので、不当で差別的な対応は言語道断です。
しかし、今、無症候性キャリアで感染リスクが少ない人でも、まれにウイルスが増殖して感染力が高まることがあります。なのでリスクゼロはないのです。

このブログを見てくださる、医療介護従事者の方たちには「釈迦に説法」とは承知の上で書かせていただきますが、HIVやHBVに限らず血液というのは常にリスクをはらんでいるということです。

ケアに携わる方は手袋を、また血液が付着したものは包んで廃棄!
また、肝炎ウイルス検査は多くの自治体で無料検査が実施されています。検査を受けたことがない人のみ対象ですので、確認されてみては?

あ、ちなみに通常の健康診断では検査しないことが多いそうですから、改めて確認されるのがよろしいかと思います。

これにて、「肝炎ってなに?」シリーズ完結です。
更新放置して申し訳ありませんでした。。。

2018年1月30日火曜日

肝炎ってなに?(4)

最近は日本全国どこでも冷え込みが厳しいですね。

私の住む福岡も積もりはしませんが、よく雪が舞っています。


さてさて、肝炎です。前回は水平感染と垂直感染について触れましたね。予定通りに垂直感染について書いていきます。
「垂直感染」とは主に「母子感染」のことを指します。つまり母親がすでにキャリアである状態で出産を行った場合にひきおこる感染です。現在は医療が発達し、母子感染防止策がとられていますので、通常の医療機関における出産であれば垂直感染の危険性はありません。

なぜあえてここ強調したかというと、出産にも様々な方法があるからです。昔ながらの産婆さんにるよる自宅分娩をされる方もいらっしゃるからです。しかし、事前にきちんと医療機関の診察を受けて対応していれば(投薬)、最後に自宅出産というのは大丈夫です。

そうでなければ、赤ちゃんは出産という行為時に感染した血液に触れ続けるわけですから、感染はほぼ確実といってよいでしょう。なおかつ乳幼児は免疫機能が未発達ですから、ウイルスを異物として認識できないため排除できません。そのため、ウイルスが肝臓に住み着いてしまうわけですね。そして思春期から20歳ごろになると、免疫機能が発達し、住み着いていたウイルスを異物として判断して排除しようとします。そのためウイルスを攻撃し始めるので、「肝炎」を発症してしまう…という仕組みになっています。

しかしこのうち9割は自然におさまり「無症候性キャリア」となります。B型肝炎には感染しているけど症状がない、という状態です。他の1割が慢性肝炎となり、放っておくと肝硬変からの肝癌へと移行してしまいます。

2018年1月21日日曜日

肝炎ってなに?(3)

先日は職場の新年会でのみすぎました~

肝炎の話をしているときに、

肝臓に悪いことしてました(;^_^A


さて本題。
今回はB型肝炎の感染経路を掘り下げたいと思います。

B型肝炎は国内で110万~140万人いるとされています。その多くは出産時に母親の産道で血液を介して感染する「垂直感染」といわれるものだそうです。(現在は母子感染防止策がとられています)

そのほかは「水平感染」といい、前回のC型肝炎のところでも触れましたように、過去の予防接種での注射器使いまわし、過去の輸血、薬物常用者の注射器、性交渉、ピアスやタトゥーがあります。

次回は、垂直感染のなにが怖いかを述べたいと思います。

2018年1月10日水曜日

肝炎ってなに?(2)

新年あけましておめでとうございます。

本年も当ブログを心の片隅でかまいませんので、

どうぞよろしくお願いいたします。


さて、昨年末取り組み始めました

「肝炎」

の続きを書いていきたいと思います。

前回のブログで、A,B,C型があるとお知らせしました。

A型肝炎…主に東南アジアなど公衆衛生が不十分な場所での生の魚介類などから経口感染します
B型肝炎…人から人へ、血液や体液を介して感染します(肝がんの原因の約15%)※ワクチンあり
C型肝炎…人から人へ、血液や体液を介して感染します(肝がんの原因の約70%)※ワクチンなし、しかし治療根治可能(日本肝癌研究会第18回全国原発性肝癌追跡調査報告2004~2005)

肝がんは、がんによる死因の第3位ですが、原因がはっきりしているので予防できるがんといわれています。

しかし有名なのはB型肝炎なのに、実際にがんの原因として多いのは圧倒的にC型肝炎のほうなのですね。なぜかと思って調べてみれば・・・納得です。あまり公にされないのもなんだか妙に納得してしまいます。なにせ原因がニュースでさんざん取りざたされた「血液製剤」がらみのものがほとんどだからですかね。あとは2000年代に入って改善された「針の使いまわし、消毒不備」が主たる要因のようですね。改善された今後は減少傾向となることを願いましょう。

さて、次回からいよいよ「B型肝炎」についてほりさげていきます。