2019年7月2日火曜日

ハラスメントってなに?

やっと九州北部も梅雨入りしました。私が住む福岡県などは水不足で雨が降らないのも考え物ですが、昨今の梅雨は災害レベルの豪雨となるのでそれも困ったものです。

全部エルニーニョのせいなのか・・・


さて今回は「ハラスメント」です。日常的によく耳にする言葉ですが、「ハラスメント」と単体での言葉の意味はご存知でしょうか?

簡単にいうと「嫌がらせ・不快な思いをさせる、尊厳を傷つける」などです。このハラスメントですがとにかく種類が昨今急激に増えてきました。「え!?それもなの?」といった、昭和生まれの私には理解しにくいものもあります。
「グルハラ(グルメハラスメント・一方的に食事を押し付ける)」
「スメハラ(スメルハラスメント・体臭などで周囲を不快にさせる)」等、
あげればいくらでも出てくるでしょう。

これはある種、虐待にも近いものがあると考えます。虐待の定義は、
「加害者や被害者が意図・認識していなくても、第三者からみてあてはまれば適用される」です。そういう意味では、似たものかなと思います。

医療・介護でのハラスメントでは何が多いのか?
私なりに現場風景を振り返ってみました。
やはり多いの「セクハラ(セクシャルハラスメント)」かと思います。利用者さんがスタッフに対して実際に触る、性的発言をする場面はよくあります。高齢者の方なんかは看護師・介護福祉士を召使のようにおもってらっしゃるかたもいるようですから。

あとは「パワハラ(パワーハラスメント)、モラハラ(モラルハラスメント)」ですかね。「俺は利用者だからちゃんと言うことをきけ!」ですとか、家族からあれやこれやサービス以上のものを要求されたり…(モンスターペアレントともいえるのかな?)
皆さんもうんうんと頷かれていることかと思います。対応としては、受け流すか上司に相談して家族に説明するとかですね。

被害者ぶってばかりもいけません。私たちも利用者に対して、「こういうケアプランでやりましょうって○○さん自身が決めたんでしょ?じゃあやらなきゃ!」とか、「○○さんはこれは無理だからやめましょう」といった、利用者の尊厳を考慮する間もなく口にした悪意なき言葉も、転じて「虐待」になり得ます。怖いですね、「善意」と「悪意」が簡単にどちらにもひっくり変える。

そのために、どこの職場でも「虐待防止委員会」があって、定期的に研修が行われていると思います。明日は我が身、お互い気をつけましょうね。