2010年10月29日金曜日

失禁ってなに!?

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介護・医療用語を分かり易い言葉で(^Д^)
第6号 2010.10.29
 
2010年10月5日創刊
発行元サイト
http://kaigo-yougo.blogspot.com/

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 すっかり「秋」から「冬」へと季節が変わってきましたね。皆さん衣替えはすみましたか?

 2013年度(平成25年度)から70~74歳までの保険料が、1割負担から2割負担へ増加とのこと。でも、平均保険料は現在の年6万3千円から、国保加入の人で20年度に8万5千円、25年度には9万5千円となる見通しだそうです。
 まあ、負担増だよと。ただし、現行の制度続けたときよりも、保険料の伸びはおさえられるそうです。
【2010.10.25 共同通信社記事より:http://www.47news.jp/CN/201010/CN2010102501000606.html】

 
●○●○今日の用語●○●○
~ 失 禁 ~

 今日は『失禁(しっきん)』について。非常にデリケートな部分かと思いますが、失禁とは(不適切表現かもしれませんが)俗にいう「おもらし」のことです。
 
 「トイレにいこうとしたが間に合わなかった」「尿意(オシッコが出そうという感覚)がわからなくなった」「行きたいと思ったときにはもう間に合わない」等々、種類も様々です。今回はこの『失禁』の種類について、代表的なものをわかり易くお話したいと思います。



『切迫性尿失禁(せっぱくせいにょうしっきん)』
・加齢による膀胱(ぼうこう)の筋肉の緩みや、脳血管系の病気をした際に、おしっこを司る神経に損傷があった場合起こりやすいようです。トイレに行きたいと思っても間に合わなかったり、夜中に何度もトイレに行ったりといった特徴があります。

『腹圧性尿失禁(ふくあつせいにょうしっきん)』
・咳をしたり、くしゃみをしたり、しゃっくりや笑ってお腹にぐっと力がはいった時に、小量の失禁がみられます。これは尿道の短い女性に圧倒的に多いです。これもやはり加齢による膀胱のゆるみから起こりやすいようです。妊婦さんにもみられます。

『溢流性尿失禁(いつりゅうせいにょうしっきん)』
・これは、オシッコがスッキリと出せずに、溜まった尿がだらだらと漏れてくる症状です。前立腺をわるくした男性に多いです。おしっこの管の下部が閉塞気味(閉じてしまっている)為におこります。


 今日は以上の3点をお話しました。他にもあるのですが、男性女性にそれぞれに症状が起こりやすいものと、共通に起こりやすい症状のものを選出してみました。





 

●○●○編集後記●○●○
 さてさて、ケアマネ試験終了しました。いろいろなサイトの解答速報を照らし合わせた結果、45問中26問正解でした。これでは今年も不合格でしょう。また、、、また、、、来年頑張ります(´;ω;`)

2010年10月24日日曜日

廃用症候群ってなに!?

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介護・医療用語を分かり易い言葉で(^Д^)
第5号 2010.10.24
 
2010年10月5日創刊
発行元サイト
http://kaigo-yougo.blogspot.com/

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さあ、本日は介護支援専門員実務研修受講試験です。ええ、、、このメールが配信されているこの瞬間!私は試験の真っ最中です。予約配信って便利ですね。

 
●○●○今日の用語●○●○
~ 廃用症候群 ~

 『はいようしょうこうぐん』と読みます。これは、病気や怪我により入院などしてしまい、安静臥床(活動の制限によりベッド上で安静に過ごす)期間がながくなったがゆえに、身体的・精神的な機能全てが低下してしまう状況のことをいいます。別名『生活不活発病』です。


 これはやはり、高齢者がなりやすいですね。若い人であれば、例えば重度の骨折などで安静期間が長くても、リハビリで復帰が容易です。これが高齢者となってくると、話が大いに変わってきます。元々が加齢にともない、筋力や体力の低下がすでにあります。そこに長期間の安静を必要とするわけです。さらに筋力・体力といった身体能力や、意欲といった精神的な低下が顕著に始まります。

 もちろん、そうならないために専門スタッフがリハビリを行います。ケアのスタッフが積極的に声掛けをしていきます。ところが、リハビリに関しては痛みを理由に拒否する方が多いのです。そうなるとなお運動不足から筋力低下を招き、さらに便秘やもっと悪ければ褥瘡(じょくそう)を作ってしまったりと、全てが悪循環に落ちいります。
 
精神面でいえば、意欲の低下からうつ病や認知症状がでてきたりと、いいことは何一つありません。

 とにかく、この『廃用症候群』は高齢者が動けなくなるほどの病気や怪我をした際は、とても注意が必要な症状なのです。もちろん、そうならない為のアプローチが、我々現場スタッフの課題です。日々、精進してまいります(`・∀・´)







●○●○編集後記●○●○
 さあ、ケアマネの試験中です。回答用マークシートをコツコツ塗りつぶしていることでしょう。問題用紙に自分の答えを写しているところでしょう。なんども問題を読み返しているところでしょう。頭を抱えているところでしょう(;^ω^)
 ではご機嫌よう。。。

2010年10月20日水曜日

咳嗽ってなに!?

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介護・医療用語を分かり易い言葉で(^Д^)
第4号 2010.10.21
 
2010年10月5日創刊
発行元サイト
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私の応援するソフトバンクホークスは、
リーグ戦3位のロッテに敗れて日本シリーズ出場できず(´;ω;`)
意気消沈の著者です。。。
 
 
●○●○今日の用語●○●○
~ 咳 嗽 ~

「ゴホゴホッ!!」
風邪…ならまだいいですが(まぁよくはないですが)、インフルエンザも注意しないといけない時期になりましたね。外出後はうがい、手洗いを励行しましょう。
さてこの用語、「がいそう」と読みます。字を見てわかるように、咳のことです。介護・医療の現場では咳のことを咳嗽と言うのです。なんでわざわざ、難しくいうのでしょうね。それは私にもわかりませんw
「咳」でいいと思うんですが( ^ω^)

ちなみに咳嗽の「嗽」の字は『うがい』とも読みます。咳(せき)と嗽(うがい)で、なぜ咳のことなのかは、私も勉強不足でわかませんが(;´Д`)
また咳嗽にも、「湿性咳嗽(痰がからむような湿った咳)」や「乾性咳嗽(乾いた咳、空咳)」等々、レパートリーも豊富です。

他にも風邪症状がらみで、
・鼻汁
・鼻閉
・前々回に掲載した「熱発」
などあります。


ちなみに「鼻汁」は『びじゅう』と読みます。読んで字のごとく、鼻水のことですね。『はなじる』ではありません。そして「鼻閉」は『びへい』と読みます。これもまた読んで字のごとく、鼻づまりのことです。

「〇〇さん、軽度熱発あり。水様性鼻汁(※1)も認めております。」
「〇〇さん、咳嗽認めませんが鼻閉気味で、軽度嗄声(※2)もきかれます。」

等々、現場でよ~~く使います。

※1…水のようにするするした性状の鼻水、みずっぱな
※2…「させい」と読み、声がかれている状態






●○●○編集後記●○●○
さあ、ケアマネの試験直前です。さてさて、今年はどうなりますやら。。。試験後にこのメルマガで発表できる状態でしたら、何かしらご報告したいと思います。が、なにも私が言わないときは、そっとしておいてくださいねw

2010年10月14日木曜日

トランスファー(移乗)ってなに!?

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介護・医療用語を分かり易い言葉で(^Д^)
第3号 2010.10.14
 
2010年10月5日創刊
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すっかり涼しく、秋になりましたね。
秋といえばいろいろあります。
食欲しかり、スポーツ然り。
サッカー日韓戦は盛り上がりましたね!
にわかサポーターの私から見ても、日本代表ってだいぶ変わったな~と感じます。監督が変わるとこうも違うモノなのですね。

でも秋といえば・・・
やはり食欲ですねヽ(*´∀`)ノ
体重増加が気になる季節です。

でもそれは、生物としての本能ですからいいんです!(たぶんw)


●○●○今日の用語●○●○
~ トランスファー(移乗) ~

トラックや車がロボットに変形するヤツ・・・ではありません。それはトランスフォーマーですねw 我々も実際はあまりこのトランスファーという言葉は普段使ませんね。

「移乗(いじょう)」という言葉を使います。これは大雑把ではありますが、「人の援助を受けて移動する」ということです。では、どんな時に使う言葉でしょう?


「〇〇さんをベッドから車椅子へ移乗介助してください。」、「車椅子からタクシーへの移乗介助お願い!」

つまり、ベッドから車椅子であったり、車椅子から車内へ移ったりといった場合、「移乗する」といいます。移乗と介助はほぼセットの言葉ですね。介助の必要がなく自力でできれば、それは移動です。

トイレへ一人で行くのが困難で、便座に座るのを介助すれば、それはもう立派な移乗介助です。






●○●○編集後記●○●○
今年も介護支援専門員の試験日が近づいてきました。恥ずかしながら私、何年も不合格が続いております゚(゚´Д`゚)゚
今年こそ…と毎年意気込んでおります。読者の方で、もし同じように受験される方がいましたら、共にがんばりましょう\(*⌒0⌒)♪

2010年10月10日日曜日

熱発ってなに!?

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介護・医療用語を分かり易い言葉で(^Д^)
第2号 2010.10.10
 
2010年10月5日創刊
発行元サイト
http://kaigo-yougo.blogspot.com/

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2010年10月10日とゴロが良いので、創刊号から1週間経過していませんが発行しました。10月10日といえば以前は「体育の日」でしたね。現在はハッピーマンデー政策により、第二月曜が祝日となりました。今年は、明日11日が「体育の日」です。

皆さん、運動してますか(*´∀`*)
 
 
●○●○今日の用語●○●○
~ 熱 発 ~

「あれ?発熱(はつねつ)じゃないの?」

と思った方、普通です。まさしく同じ意味です。医学や介護の世界では、熱が出たことを「発熱」ではなく、「熱発(ねっぱつ)」といいます。意味は全く同じで、平常時より高い熱をいいます。我々の業界では、朝礼の申し送り時に、

「〇〇さん熱発し、クーリング(※1)にて様子観察中です。」と、日々当たり前に使用します。


試しに、携帯やパソコンで「ねっぱつ」と入れてみてください。辞書機能にもよりますが、「発熱」はすぐに変換されても、
「熱発」は、うまく変換されないことのほうが多いかと思います。これを機に、辞書に登録してもいいですね。

さて、今年の夏は猛暑日が続き、熱中症の方がかなりいたようです。これも立派な「熱発」なのです。熱発時は、体内の水分が失われやすいので、ナトリウムを含めた水分補給に努めましょう。

※1…アイスノンや氷枕などで患部を冷やすことです






●○●○編集後記●○●○
最近はすっかり秋めいてきました。
というか秋ですね(n‘∀‘)η
体調管理に気を付け、風邪をひいて熱発なさらぬよう、ご自愛下さい。

2010年10月5日火曜日

体交ってなに!?

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介護・医療用語を分かり易い言葉で(^Д^)
第1号 2010.10.7

2010年10月5日創刊
発行元サイト
http://kaigo-yougo.blogspot.com/
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●○●○今日の用語●○●○
~ 体 交 ~

サンプル号に記載した、「褥瘡(じょくそう)」を作らない為の、一つの手段であります。これは「体交(たいこう)」といいます。
私たち現場スタッフはこの言葉を連呼しますが、正しくは「体位交換(たいいこうかん)」といいます。
これは自分で体向きをかえられない寝たきりの方や、ある程度自分で寝返りはうてるけど、自分の好きな姿勢でしか休まれない方に対して行います。

状況にもよりますが、ほぼ2時間おきに行います。「右向き→左向き」の繰り返しであったり、あいだに「あおむけ」をはさんだりして、長時間にわたり体の同じ部位に負荷がかからないようにする為に行います。

一番の目的としてはやはり「褥瘡予防」ですね。また、ただ単に寝たきりだけが褥瘡の原因ではありません。その方の栄養状態が悪く、痩せている場合も、褥瘡になり易い原因となります。ですので、体交だけでなく、栄養状態の改善+適切な患部の処置も大変重要なのです。


補足として、
・右向き→右側臥位(うそくがい)
・あおむけ→仰臥位(ぎょうがい)
・左向き→左側臥位(さそくがい)

ちなみに
・うつ伏せ→腹臥位(ふくがい)
といいます。まぁ、褥瘡予防の目的でうつ伏せになることは極めて稀と考えます。
※私自身、「ない」と言い切れる知識と経験がないので(;^ω^)

また、そういった体交後の姿勢を保持するためにクッションなども使用します。そういった処置を「ポジショニング」ともいいます。






●○●○編集後記●○●○
毎週、このような形式でお伝えしていきます。
継続してお伝えできるよう、努力します( ^∀^)
リクエストもお待ちしております。

2010年10月1日金曜日

褥瘡ってなに!?

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介護・医療用語を分かり易い言葉で(^Д^)

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はじめまして!
発行者の「ほのそよパパ」と言います。
介護の現場で12年程経過しました。

私自身、まだまだ未熟ですべての用語を説明できるわけではないのですが、自己学習の意味も踏まえ、皆様に専門用語を少しでもわかり易くご説明できればと思います。


●○●○今日の用語●○●○
~褥瘡~

「じょくそう」と読みます。これは比較的よく効く言葉だと思いますが、俗に言う「床ずれ」のことですね。体のある一部分に圧力がかかり続けることによって、その周辺部分の皮膚細胞が死んでしまい、その部分にぽっかりと穴が開いたようになり、ひどいときは骨まで見えてしまいます。

治療は可能ですが、できるのはあっという間で、治癒には非常に時間をようします。我々現場職員は、「褥瘡をつくらないこと」が最優先課題なのです。





●○●○編集後記●○●○
いかがでしょうか?
毎週、このような形式でお伝えできればと思います。
継続してお伝えできるよう、努力します( ^∀^)