2020年7月28日火曜日

窒息事故、逆転無罪。

長野県の特養で起きた、「ドーナツで窒息死事故」ですが、一審の有罪判決から二審は逆転無罪となりました。医療介護従事者でほっとしている方も多いのではと思います。私もその一人です。

嚥下障害がないとの認識であれば、小さな一口ドーナツにリスクを考慮するのは難しかったとおもいます。摂食が自立されてる方であればなおさらです。亡くなられた方はお気の毒ですが、介護現場では、一利用者に一スタッフがずっと付いているなんてことは現実にできませんからね。

もし今日有罪だったら、「おやつ」という娯楽の時間そのものがサービスから消えていたかもしれませんね。

2020年7月27日月曜日

安楽死ってなに!?

昨今、ALS女性患者の安楽死ニュースが目につきます。安楽死やその人の尊厳については昔から議論されていますね。

そもそもその「安楽死」とはなんでしょうか?
すごく簡単に要約すると、「苦痛を与えず死に至らしめること」とあります。

今回とりあげられているのは、日本で安楽死が認められていないからなんですね。諸外国では認められているところもあるのですが、日本では違法です。なので今回の事件のように、患者本人が費用を振り込み、医師が薬物投与を行ったという形になっています。

皆さんは尊厳死・安楽死どう考えますか?
生きていく見込みがもうないとき、苦しみだけがつづくとわかったとき、死を選択する考えは誰しもよぎるかと思います。終末期の患者さんならばなおのことです。

賛否両論あると思います。私は安楽死容認派です。

2020年7月24日金曜日

介護の仕事をして思うこと

今日は用語ではありません。
自己の振り返り的な要素も含めつつ、語りたいと思います。

介護の仕事をしていてよかったと思うこと
いろんな手技が身について、実生活でも活用できること。例えば、育児の全般。食事から排泄・入浴まで違いはあれど応用が利く。もしくは両親の介護の時に即戦力になれる。

現場を経験していてよかったと思うのは、感謝を伝えられること。何よりの力になります。また一方で、利用者さんの言動一つで私たちは活力が上下どちらにも変化します。繊細な仕事だと思います。

介護の仕事をして、ここは残念だったなぁと思うこと
労働に対して給与水準が低いところ。休みが不定期なところ。盆も正月も、土日祝日関係ありません。子供が小さいうちは、苦労します。まあこれは、どの職種にもいえますね。ただ親類縁者の集まりにはほとんど出れなくなったかなとは思います。無条件で出席できるのは冠婚葬祭ぐらいです。そして最大のポイントはストレスがとても大きいことでしょうか。これもどの職種も…といわれればそれまでですが、常に人対人というのはかなりきます。
高圧的な人、スタッフによって態度を変える人、暴力をふるってくる人、暴言ばかりはいてくる人…などなど多種多様です。逆に私たち介護の人間がそれを行ってしまうとすぐに「虐待」になります。そして皆さんも経験あるかと思いますが「スタッフ間の陰口」もきついです。自分が当事者じゃなくても、聞いていて気持ちのいいものではありません。

とまぁ、思いつく限りの介護スタッフあるある書いてみました。
少しスッキリしたかな。賛否両論あるかとは思いますが、思いのままつづってみました。

2020年7月22日水曜日

放声ってなに!?

最近体調が悪く、休暇をいただいているわたくしです(-_-;)

まぁこんな時ですからブログでも書いて気分転換をと思います。

今回は「放声(ほうせい」です。
これ、中国語では大声で歌うことだそうですが、日本の介護現場では対応に苦慮している方もおおいのではと思います。

これは、「おおきなこえで不規則に叫び続ける」状態です。実際に「アーアー!!」と大声で叫び続けます。利用者さんはなにか理由があってこういった行動をとっていると思うのですが、要因を突き止めるのは難しいですね。環境をかえて落ち着いてもらう対処が多いかと思います。

実は私もこの声にやられました。持病のせいなのか、利用者さんが不規則に発生するこの声に精神が追い付かず、ケアができない、ケアの現場に立てないほどメンタルをすり減らしてしまいました(´;ω;`)ウッ…

介護現場の方も、少なからずストレスを感じている現状ではないかと考えます。

2020年7月18日土曜日

浅眠・不眠ってなに!?

睡眠シリーズも今回で最後。
なにげなく書いていましたが、普段使用している言葉を改めて見つめなおすこともできました。

では早速。
浅眠(せんみん)」とは、
眠りが浅く熟睡できない状態を示します。

そして「不眠(ふみん)」とは、
眠りにつけない、すごく短時間しか眠れないといった状態を指します。

睡眠一つとっても、これだけ表現あるのですね。
勉強になります。

2020年7月15日水曜日

入眠・良眠ってなに!?

前回の「傾眠」につづいて、眠りに関する言葉を少々。

介護・医療現場でよく使われる言葉に、
入眠(にゅうみん)」があります。これは読んで字のごとく、「眠りに入る、眠りにつく」という意味になります。夜間帯のカルテやケース記録には巡視中の記録として「入眠中」の文字が記載されることが多いかと思います。

そして夜よく眠っていた利用者さんには、
夜間良眠(やかんりょうみん)」と記載されます。この良眠とは、よく睡眠がとれていた、よく眠って休まれていたという意味になります。

睡眠は、とても大事ですね。皆さんは良眠といえますか?
残念ながら私自身は眠剤を飲まなければ眠れない状態ですが、皆さんも睡眠による休息を大事にしてください。

2020年7月13日月曜日

傾眠ってなに!?

コロナ禍、一向に終息がみえませんね。
感染者数に一喜一憂するものではないのでしょうが、東京の様子をみているとどうしても不安にかられますね。。。

さて、今日は「傾眠(けいみん)」です。
普段使うことはそうそうない用語ですね。

傾いて眠る…なにかウトウトしているイメージが湧いてきませんか?実はこれ、ただウトウトしているのではなく、意識障害の一つです。声掛けや、肩をポンポンとたたく弱い刺激で目は冷めるものの、すぐにまたウトウト…。

居眠りとは違いますので、こういった症状が顕著であれば別の病気の可能性がありますので注意しましょう。