2015年7月22日水曜日

スライディングボード、シート、グローブってなに?

遅くなりましたが、先日の研修で学習したことを

記載したいと思います。

まずは

「スライディング・ボード」
これは、ベッド上で端座位を取られているご利用者様を、
かかえることなく、車いすへ移乗できる道具です。
まさしく、「かかえない介助」でした。
↓参考動画


次に、

「スライディングシート」
これは、力を使うことなくベッド上で姿勢が崩れた(下がりすぎた)ご利用者様を、
まったく力を使うことなく、スムースにポジショニングしなおすことができる道具です。
↓参考動画


最後に、

「スライディング・グローブ」
これは、お手軽に利用者様を水平移動介助ができる道具です。
↓参考動画


また、総括では「片膝をついて介助すること」が、スタッフの腰痛を最大限予防できる方法
であるとも伺いました。

よろしければ、ご参考に。

2015年7月13日月曜日

研修会にいってきます

7月15日に、

「かかえない介護」

というテーマの研修にいってきます。


昨今、移乗にリフトを使うことは増えてきましたが、

ほかにも道具をしようした工夫があるようです。


研修後、ここにアップしたいと思います。

お楽しみに!

2015年7月6日月曜日

糖尿ってなに?

俗に「糖尿」と簡単に表現することが多いですが、

「糖尿病」のことです。

糖尿病には1型と2型があります。

1型は、先天的なインスリンが欠乏による糖質代謝異常のこと。

2型は後天的な要素。俗にいう生活習慣病からくる、不摂生からインスリンが欠乏

するタイプの糖尿病です。インスリンが欠乏すると代謝のコントロールができなくなり、

血糖値が上昇したままの状態になります。この数値が高すぎると意識障害から

最悪命にかかわります。


どちらも対処療法として、インスリン注射で血糖の上昇を抑えてコントロールします。

正常値は、空腹時で90mg/dl以下、食後で140mg/dl以下です。

これの数値をキットといわれる簡易的な機械を使い計測し、インスリン投与の判断をします。


以前、私が勤めていたグループホームで事故がありました。

「糖尿病の人には食前に必ずインスリン注射をする」

というあやまった先入観から起きた事故です。

その利用者は、昨日体調が悪く食事摂取量が悪かった方でした。

そのような状況で、翌朝朝食前にインスリン注射をしてしまったのです。

結果、正常値範囲内の方に処置を施した状態になり、低血糖を起こして意識障害を起こし

救急搬送されました。

先入観をもたず、かならず計測してから実施しましょう。

2015年7月4日土曜日

【閑話休題】アルジャーノンに~感想

いまごろか!
と、突っ込まれそうですが感想を。

ネタバレですから、ドラマや原作を読んでいない方は、すぐに違うページへ飛んでくださいな。
では下へ下へ・・・








原作:
薬によって超がつく天才になったかれは、周りを見下し、周りの研究者さえも見下し、ひとり暮らしを始めます。そして、ネズミのアルジャーノンの奇異な行動、そして死を確認し、それが自分にも起こることと天才は自覚します。最後に死ぬことはありませんが、徐々に退行して元の彼に戻っていく姿は「小説の文体として」切々と悲しいものがありました。最後に本人が「あすじゃーのんのおはかにはなたばをおいてあげてください」で終わる小説版、ぜひ活字で見てほしいです。


ドラマ:
日本に舞台が置き換えられ、植物状態になるだけの友人という設定が追加された山P版アルジャーノン~。主人公は、原作通りに超天才となり、周りの人間を見下しだします。しかし、一人の女性の愛により、本来の純粋さと頭脳を兼ね備えた人ととして生きていきます。しかし、やはりネズミのアルジャーノンの奇異な行動、死により、自分にもそれが訪れることを悟ります。そんなかれは、自分の退行を食い止める薬の開発試み、臨床試験もせずに自分に使用し、退行しつつある自分を自覚しながらも、植物状態にある友人を見事天才的オペで救い出します。
しかし、それが終わった瞬間、退行が始まり彼はみんなまえから姿を消します。それは、彼が天才であったころに、自分あての手紙にかいたとおりの行動をとった結果でした。最後は「友達」とともに、元に戻った自分を3人でお店を開いて生活しているというハッピーエンドです。


ぜひぜひ、見比べてみてください。
どちらも切なく悲しいですが、心に響きますよ。