2018年4月1日日曜日

肝炎ってなに?(5)完

うわ~~~~~~~~
すみません(;^_^A
2ヶ月も放置してました。お恥ずかしい限りです。。。
肝炎についてはこれで最後となります。
よろしくお願いします。

さてさて、前回は乳幼児が感染した場合、思春期から二十歳になると肝炎を発症して1割が慢性肝炎、残り9割が自然におさまり無症候性キャリアになることまで書いたと思います。そして、慢性肝炎を放置すると、肝硬変→肝癌へと進行するとも。


そこで今回は成人になってHBV感染するとどうなるかで、このテーマを終わりにしたいと思います。成人は通常免疫機能がしっかしりしてますから、感染した時点で免疫機能がすかさず反応します。ゆえに、70~80%方たちは自然治癒します。

じゃぁ残りの20~30%の人は!?って思いますよね?この方たちは「急性肝炎」として一時発症しますが、多くは自然治癒します。免疫ってすごいですね。

・・・・しかし、しかし、です。その20~30%の中の、1~2%の人が、
劇症肝炎を発症し、時に死に至ります。
やはり侮れない、恐ろしい病気であることは間違いないのです。

感染を防ぐための注意点としては、血液・体液でのみ感染することをよく覚えていてください。なので、HIVの患者さんと同様に日常生活で感染はほぼありません。なので、不当で差別的な対応は言語道断です。
しかし、今、無症候性キャリアで感染リスクが少ない人でも、まれにウイルスが増殖して感染力が高まることがあります。なのでリスクゼロはないのです。

このブログを見てくださる、医療介護従事者の方たちには「釈迦に説法」とは承知の上で書かせていただきますが、HIVやHBVに限らず血液というのは常にリスクをはらんでいるということです。

ケアに携わる方は手袋を、また血液が付着したものは包んで廃棄!
また、肝炎ウイルス検査は多くの自治体で無料検査が実施されています。検査を受けたことがない人のみ対象ですので、確認されてみては?

あ、ちなみに通常の健康診断では検査しないことが多いそうですから、改めて確認されるのがよろしいかと思います。

これにて、「肝炎ってなに?」シリーズ完結です。
更新放置して申し訳ありませんでした。。。

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