2010年12月6日月曜日

口腔ケアってなに!?

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介護・医療用語を分かり易い言葉で(^Д^)
第13号 2010.12.6
 
2010年10月5日創刊
発行元サイト
http://kaigo-yougo.blogspot.com/

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 師走に突入しました。なんだか気持ちが忙しくなるのはなぜでしょうね。
 それに師走は行事が多いですね。私の職場でも、「クリスマス会」に「餅つき」と行事が近い間隔で詰まっています。日常と違う楽しみを提供する…そこには苦労も多いです。でもそこは仕事。利用者様の喜ぶ声に、達成感を感じられます。
  
●○●○今日の用語●○●○
~ 口腔ケア ~

 口腔ケア(こうくうケア)と読みます。これはそれほど聞き慣れない言葉ではないと思いましたが、あえて取り上げてみました。これはすなわち、「歯磨き」の事ですね。

 一言で口腔ケアといいましても、虫歯予防だけが目的ではありません。口腔内の清潔を保つことで、『誤嚥性肺炎』を防止することができます。誤嚥性肺炎とは、誤嚥(食べ物の一部が誤って気道に入ること)によって口の中の雑菌が肺に入り込み、炎症を起こすものです。これは、高齢者に特に多くみられる症状です。そういった観点からも、口腔ケアの重要性を認識してもらえると思います。

 では口腔ケアの種類としてどのようなものがあるのでしょう?

 ・歯ブラシなどを使用して行う、『機械的清掃法』
 ・薬剤を使用して行う、『科学的清掃法』

 が、あります。

 この二つ、ぱっと見た感じではどちらのほうが効果的に感じますか?なんだか薬剤を使用する『科学的清掃法』の方が効果がありそうに感じませんか?

 実際は逆で、歯ブラシなどでブラッシングを行う方が、歯垢がよくとれるんです。薬剤の使用は、ブラッシングの補助と考えて下さい。つまり、機械的清掃法の方が有効なのです。かつそこに科学的清掃法(例えば含嗽剤といわれる液体のもの)を併用することでより効果的な口腔ケアができるということです。

 その他注意点として、義歯(入れ歯)をしている場合は、必ず外してからケアを行います。また、寝る時には義歯は外しておき
ます。この義歯をはめたまま眠ると、義歯が細菌温床になり易く、これもまた誤嚥性肺炎の原因をつくるものです。十分注意しましょう。








 
●○●○編集後記●○●○
 
 クリスマスシーズンですね。今年も子供へのプレゼントで、頭も財布にとっても痛い季節です(/ω\)
 まだサンタを信じている子供に、我が家は両親からとサンタからの分とで2種類用意します。何にしようか、妻と協議中です(^Д^) 

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