介護保険や障害者自立支援の申請をした場合、
「調査員」と呼ばれる方が、自宅や入院・入所先の施設へ訪問されます。
このとき、どんなやりとりがあるのか?
調査員は、マニュアルにそってひとつひとつ質問と確認をしてきます。
寝返りはひとりでできるか、立ち上がりはできるか、
もしくは何かにつかまればできるのか?
などなど、とても細かく質問してきます。
そして、口頭による回答だけでなく実際にやってもらいます。
そして事実のみを記載していきます。
それにより、コンピュータによる「一時判定」というものが実施され、
要介護度や障害者区分が導きだされます。
ここで私がこのブログを見てくださるかたにいいたいのは、
「できないことを、無理してできるように振舞う。もしくはそういう発言をする。」
ことは絶対にしてほしくないということです。
勘違いされたくないので書かせていただきますが、
これは介護度や区分を上げるため(より多くの支援を受ける為)の
ノウハウで書いているのではありません。
必要な方に、必要な支援を提供する為に必要な対応だからです。
皆さんも経験や、耳にされたことがありませんか?
認知症の方が、医者や第三者の前だととても認知症とは思えない
的確な受け答えをしたり、ほんとうはできないことなのに、
見栄をはってしまい無理してできるという、また実際にとても苦労して
してみせる、など。。。
正直、調査員の方もプロですから、いくら取り繕っても見抜く方はすぐ
見抜かれます。
しかし、調査員も人間です。調査員としての経験・能力にばらつきがあるのも
事実です。
ですから申請をされた皆さん自身、家族の方は、
ありのままの実態を説明してください。
家族が援助すればできること・・・
それは「本人だけではできないこと」なのです。
必要な支援、必要な分提供してもらうこと。
それは皆さんの権利です。
決して、無理されたり見栄をはることのないようにしてくださいね。
それは先の「主治医意見書」を書いてもらうときも同じです。
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